いわきの抵抗器用トレーは0.4×0.2やリード線タイプなどに幅広く対応

電子回路の電流を定格以下に制御する電流制御機能、2個以上の抵抗器を直列に接続した時、接続する抵抗値に比例した任意の電圧に分ける分圧機能、回路に流れる電流を測定する電流検出機能、さらにはトランジスターなど半導体を動作させるためのバイアス機能など、電子回路で不可欠な役割を果たす抵抗器。いわきはその専用トレーを制作しており、梱包用、輸送用、納品用、保管用、工場工程用、検査用、出荷用など幅広い用途で多くのお客様にご好評頂いています。一口に抵抗器といってもその形状は多種多様です。近年、電子機器で使用されている小型製品の多くを占める製品としては、リード線(金属製の脚)を持たない表面実装パッケージであり、小さな角板状の形状を持ち、抵抗体の保護に樹脂や低融点のガラスが用いられるチップ抵抗があります。チップ抵抗の主なサイズとしては、サンニーイチロク(3.2mm×1.6mm)、ニーイチニーゴ(2.0mm×1.25mm)、イチロクゼロハチ(1.6mm×0.8mm)、イチゼロゼロゴ(1.0mm×0.5mm)、ゼロロクゼロサン(0.6mm×0.3mm)、ゼロヨンゼロニー(0.4mm×0.2mm)などが挙げられます。スマートフォンなどの小型電子機器ではゼロロクゼロサンのような微細サイズがよく使われていますが、近年はさらに小さなゼロヨンゼロニーも採用され始めました。かつては抵抗器本体からリード線を出した形状の製品が主流で、現在でも大電力品や特殊な用途でこのタイプが使われています。こうしたリード線タイプの抵抗には、抵抗器本体の両端からリード線を出したアキシャルリードパッケージと呼ばれる細長い形状のものと抵抗器本体の片端から2本のリード線を平行に出したラジアルリードパッケージがあります。さらにリード線が持つ抵抗による影響を避けるために4本のリード線を引き出した4端子抵抗器も存在します。いわきの抵抗器用トレーはゼロヨンゼロニー(0.4mm×0.2mm)といった小型サイズからアキシャルリードパッケージなどリード線タイプの製品まで幅広く対応します。

固定や可変、シャントをはじめ金属皮膜、メタルグレーズなどにもご利用可能

抵抗器は形状だけでなく機能によっても分類されます。抵抗値が一定の固定抵抗器をはじめ、抵抗値を変更可能であり、レオスタットやポテンショメータなどを含む可変抵抗器、回路定数の調整等抵抗値を一度変更したらそのままの値で使用する半固定抵抗器、電流測定用に回路に挿入し、抵抗値が小さく、大電流測定用に数万Aを流せるシャント抵抗器など、様々な製品が存在します。また、構造や抵抗体によっては、汎用性や精度が高くキンピとも呼ばれる金属皮膜抵抗(厚膜・薄膜)、中電力(1~5W程度)向けで耐熱性が良好なサンキンとも呼ばれる酸化金属皮膜抵抗、小型でコストが安い事から幅広く使用されている炭素皮膜抵抗(カーボン抵抗)、金属や酸化ルテニウムなどの金属酸化物とガラスを混合し、アルミナ基板などに高温で焼結させたメタルグレーズ皮膜を抵抗体として用いたメタルグレーズ抵抗、一般的にソリッド抵抗と呼ばれ、寄生インダクタンスが低く、高周波向けの炭素体抵抗、抵抗体にらせん状の金属線を用い、温度係数が少ない巻線抵抗、抵抗体を保護するためにホーローを用い、熱に強いため、数十~数百Wの電力用に使われるホーロー抵抗、絶縁した上で金属製の外装を取り付け、放熱板に取り付けて大電力用に使用するメタル・クラッド抵抗、大電力(2~20W程度)用途に使用され、抵抗器本体をセラミック製のケースに収め、セメントにより封止したセメント抵抗(酸化金属皮膜型、巻線型)、金属のインゴットを圧延して製造され、高精度かつ温度係数も極端に低い金属箔抵抗、極めて低い抵抗値が得られ、mΩオーダーまで対応する金属板抵抗、超高抵抗値(100MΩ-1TΩ)が得られるガラス抵抗、複数の抵抗器を1つのパッケージに封入し、ネットワーク抵抗、抵抗アレイとも呼ばれる集合抵抗、液体を抵抗体として利用した液体抵抗器など、抵抗器はその機能や構造によって多種多様です。いわきの抵抗器用トレーは、固定抵抗器や可変抵抗器、シャント抵抗器といった機能性製品をはじめ、金属皮膜抵抗や酸化金属皮膜抵抗、メタルグレーズ抵抗など構造・抵抗体製品などにもご利用可能です。

作業性を高める逃げ形状など専門メーカーとしてのノウハウを最大限発揮

前述のとおり、抵抗器をめぐってはさらなる小型化や低背化を実現すべくメーカーの開発が加速しています。スマートフォンにおいても近年はゼロヨンゼロニー(0.4mm×0.2mm)が採用されているように、電子機器業界の小型化のニーズは高まる一方です。そうした中、専用トレーには、どれほど小さな内容物でも扱いやすく作業効率を向上させる工夫が求められています。その点、いわきの抵抗器用トレーは、輸送後や工場工程内において小さな部品でも取り出しやすいよう逃げ形状が設計されています。こうしたノウハウを可能にしているのは、当社の基幹技術であり、設計の自由度の高い真空成型です。真空成形は金型にかかる圧力が小さいため、一度作った金型は長期にわたって使用可能となります。結果、これまでお客様の負担となっていた金型のメンテナンス費用を大幅に削減します。加えて当社は金型から成形品まで、国内自社工場で一貫生産体制ですので、さらなるコストダウンと短納期を実現します。また、抵抗器は製品によっては、ホーローやガラスなどで製造された大変デリケートな部品であり、衝撃や落下などによる破損リスクを常に抱えています。いわきはこうした現状をふまえ、設計段階からリスクを最大限軽減し、製品を確実に保護します。また、自社一貫生産の当社であれば、多品種小ロットや試作後のデザイン変更などにも柔軟に対応いたします。安心してご用命ください。成形品のみならず金型のご相談もいつでもお受けします。お問合せ頂ければ、担当スタッフが北海道から沖縄まで駆けつけます。あわせてお見積りや納品までのスケジュールなどもご案内申し上げます。お電話お待ちしています。

いわきの抵抗器用トレーはここがポイント!

電流制御や分圧、検出、バイアス機能など電子回路において極めて不可欠な役割をはたす抵抗器。いわきは低価格かつ短納期で高信頼の専用トレーをご提供します。製品のおすすめポイントは次の3つです。

  1. 様々な形状や機能、構造を持つ製品に幅広く対応します
    いわきの抵抗器用トレーはゼロヨンゼロニー(0.4mm×0.2mm)といった小型サイズからアキシャルリードパッケージなどリード線タイプの製品まで幅広く対応。固定抵抗器や可変抵抗器、シャント抵抗器といった機能性製品をはじめ、金属皮膜抵抗や酸化金属皮膜抵抗、メタルグレーズ抵抗など構造・抵抗体を問わず、あらゆる製品に適応します。ぜひご用命ください。
  2. 微細部品でも逃げ形状により、高い作業性を実現します
    スマートフォンなどでゼロヨンゼロニー(0.4mm×0.2mm)の使用が加速しているように電子機器業界の小型化のニーズは高まる一方です。専用トレーにはどれほど小さな製品でも扱いやすく作業効率を向上させる工夫が求められます。その点、いわきの抵抗器用トレーは、輸送後や工場工程内において小さな部品でも取り出しやすいよう逃げ形状が設計されています。
  3. 真空成型が低価格・短納期と製品保護を実現します
    真空成形技術を活用しつつ、金型からの自社一貫生産により低価格・短納期を実現。自社生産の当社であれば、多品種小ロットや試作後のデザイン変更などにも柔軟に対応可能です。また、製品とトレーとの隙間であるクリアランスを最小限に抑えた設計により、トレーポケットがガタなどの製品リスクを大幅に軽減します。安心してお使いください。

株式会社いわき


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