真空成型に利用する素材FRPの特性を活用した真空成型トレー

Fiber Reinforced Plastics(FRP): 繊維強化プラスチック

金属材料よりも比強度が大きく、軽量化が可能で耐薬品性があり、腐食しにくい、保温性がよい、 重量増が問題でなければ補修できるといった素材的特性を持つFRP(Fiber Reinforced Plastics: 繊維強化プラスチック)。工業用トレーにおいてもFRPは広く活用され、いわきもFRPを活用した様々な工業用オリジナルトレーをご提供しています。工業用トレーの専門メーカーとして半世紀の歴史と実績を持つ当社は、CFRTP(Carbon Fiber Reinforced Thermo Plastics: 熱可塑性炭素繊維プリプレグシート)の成形も可能です。ぜひお問い合わせください。

専業メーカーの当社であればハンドレイアップなどでも豊富なノウハウ

FRPの製造をめぐってはいくつかの方法がありますので以下に紹介いたします。

ハンドレイアップ法

代表的な方法としてはハンドレイアップ法です。ハンドレイアップは、繊維を型にセットし、ローラーや刷毛で樹脂(resin:レジン)を塗布して含侵させながら脱泡、硬化した後に型から取り外して製造する方法で、少量多品種生産に適します。ヨットやボート、漁船、薬品タンク、テーマパークの構築物など、複雑な形状のものや大きなものは、このハンドレイアップで製造されるケースが多くみられます。


スプレーアップ法

また、繊維と樹脂をスプレーガンから型へ吹き付けて、ローラーや刷毛で含侵させながら脱泡成形し、硬化した後に型から取り外して製造するスプレーアップ法は、機材を使用することにより作業時間を短縮することが出来ます。BMC(Bulk Molding Compound)法は、BMC(短繊維、硬化剤、剥離剤、着色剤を混合させた塊状の成形材料)を金型キャビティに注入して圧縮成形やトランスファー成形で硬化させる方法で、比較的短い成形サイクルで量産加工ができ、耐熱性や電気特性に優れます。そのため、光学機器のシャーシや複写機部品など、精密部品に適しているといわれます。


SMC(Sheet Molding Compound)法

SMC(Sheet Molding Compound)法は、繊維に樹脂を含侵させたものをフィルムではさんで、ローラーを通して連続シートとし、切断して金型内に積んで、プレスで加熱・加圧して製造する方法で、切削加工用の板材の製造などに用いられます。


RTM(Resin Transfer Molding)法

は、素材をセットした凹型を、凸型で密閉し気密してから樹脂を注入し、圧力含侵させる成形法で、大型製品や複雑な形状の成形に適しているのに加え、成形品の表面が非常に美しく仕上がります。


オートクレーブ法

オートクレーブ法は、繊維に樹脂を含侵し半硬化状態にしたもの、いわゆるプリプレグを型に積層してプラスチックフィルムなどで積層面全面を覆い、気密シールしてバギングをおこない、減圧脱気したままオートクレーブ(加熱加圧成形釜)に入れ加熱・加圧させる方法です。加圧状態で同時に減圧することにより、樹脂内の気泡を減らして繊維への樹脂含浸性を良くすることで高強度の成形品が得られ、航空機材や宇宙関連機材などで使用されています。


真空バッグ法

真空バッグ法は、繊維に樹脂を含浸させながら積み重ねて成形し、圧力を成形物に作用させることのできるフレキシブルな型(バッグ)をかぶせ、気密シールしたものを減圧、真空状態とし、常温で硬化させる方法で、大型成形品に適しています。


引抜成形法

引抜成形法は、長尺の繊維に樹脂を含浸させ、型の中で樹脂を連続して加熱硬化させ、引張機で連続的に引き抜く成形法で、丸棒、パイプ、アングル、チャンネルなど一定の断面形状のものを連続して成形できます。


フィラメントワインディング法

フィラメントワインディング法は、回転しているマンドレル(芯金)の外側に連続した繊維の束となったロービングに樹脂を含侵したものを巻きつけ、加熱硬化後マンドレルを引き抜いてパイプ状のものを成形する方法で高圧ガス容器、液体輸送パイプなどの製造に用いられます。


シートワインディング成形

シートワインディング成形は、回転しているマンドレルの外側にシート状の繊維に樹脂を含侵し半硬化状態にしたもの(プリプレグ)を巻きつけ、加熱硬化後マンドレルを引き抜いてパイプ状のものを成形する方法で、釣竿やゴルフクラブのシャフトなどの製造に用いられます。


プレス成形

プレス成形は、シート状の繊維に樹脂を含侵したもの(プリプレグ)を所定の枚数に積層させて熱プレスで加熱・加圧し、硬化させて成形する方法で、切削加工用の板材の製造などに用いられます。


ピンワインディング成形

ピンワインディング成形は、ロービングに樹脂を含侵させてピンに掛けながら格子状に成形するもので、グレーチング、コンクリート補強材、地盤補強材などの製造に用いられます。


バキュームフォーミングと豊富な材料群で低コスト・短納期を実現

数々の成形法のうち、当社がもっとも得意とする真空成形の金型には、射出成形(Injection molding)や押出と違い、真空成形(Vacuum forming:バキュームフォーミング)ならではの特色があります。他の成形方法の金型に比べて、安価であるのに加え、1枚のプラスチックシートから多くの製品が取り出せるという特長があります。また、表面加工が細やかに対応でき、美観性に優れ、印刷物の成形が可能であることなども真空成型の技術的メリットです。

また当社は成形品だけでなく、金型そのものから国内の自社工場で一貫生産しています。したがって金型について豊富なノウハウを持っていますが、木型についてもお問い合わせ頂ければ、必ずお役に立ちます。真空成形は金型にかかる圧力が小さいため、一度作った金型は長期にわたって使用可能となります。結果、これまでお客様の負担となっていた金型のメンテナンス費用を大幅に削減します。さらに、自社一貫生産の当社であれば、何千~何万個単位の大量生産では抜群のコストパフォーマンスを生みだし、多品種小ロットや試作後のデザイン変更などにも柔軟に対応いたします。安心してご用命ください。また、当社は真空成型を駆使しつつ、豊富な材料群で、お客様のニーズにきめ細かく対応します。当社はA-PET(非結晶ポリエチレンテレフタレート材)やPP(ポリプロピレン)シートをはじめ、PS(ポリエチレン)シートを使用し、各規格トレイに対応した材料をご用意しています。また、PMMA(アクリル樹脂)、ABS樹脂、AES樹脂PVC(ポリ塩化ビニル)、ポリカーボネート樹脂をベースとしたアクアポリなどの品種をはじめ、お客様のご要望に応じて豊富な材料群の中から最適な素材を使ってプラスチック製専用オリジナルトレーご提案します。

お問合せ頂ければ、担当スタッフが北海道から沖縄まで全国どこへでも伺います。あわせてお見積りや納品までのスケジュールなどもご案内申し上げます。お電話お待ちしています。