工業用真空成型トレーに使用する材料・素材について

いわきは、豊富な材料の中からお客様のご要望に応じて、最適な材料でプラスチックの真空成型トレーをご提供します。個々の材料の特長を最大限に発揮するとともに金型からの自社一貫生産により低価格・短納期で専用オリジナルトレーを成形します。

いわきの真空成形トレーの登場

いわきでは1969年の創業時、研磨で作られているガラス製球面レンズが主流で、デジタルカメラが普及する以前の頃。光学レンズの製造会社のお客様は光学レンズを紙で巻いて出荷しているのが主流でございました。光学レンズには紙粉が付き、紙「ヤケ」を起こし光学レンズの不良も増える一方、キズが付き易く、紙に巻く作業が非常に工数の掛かる現状でございました。そのような現状でキズが付かない、個数が数えやすく、運搬しやすいレンズパックトレーをいわきがご提案させていただいたところ、光学レンズ製造のお客様に大変ご好評を頂きました。その後お客様のニーズにお応えし様々な真空成型トレーをご提案致しました。


いわきが使用する真空成形の材料

いわきではお客様の製品に適している材料を使用した真空成形トレーをご提案しております。例えば耐油性を持った材料や、衝撃吸収に優れた材料、静電気対策の材料などです。

いわきの真空成形材料は様々な種類がございますが、主にA-PET(非結晶ポリエチレンテレフタレート材)PP(ポリプロピレン)シートをはじめ、PS(ポリエチレン)シートを使用し、お客様の製品により弊社が適材な材料をご提案させていただきます使用させていただいております。また、PMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂、アクリル)シート、Hi-PE(耐衝撃ポリエチレン)シート、AES(アクリロニトリル・エチレン-プロピレン-ジエン・スチレン)シート、PQ-ACE(低発泡ポリエチレンシートと高発泡ポリエチレンシートの複合体)シート、PPF(フィラー入りポリプロピン)やPVC(ポリ塩化ビニール)、PSHI(高衝撃性ポリスチレン)などの材料もご案内しております。材料の特性では3種類のグレードをご用意させていただいております。安価なグレードで静電気対策のされていないノーマルグレードをはじめ、材料に界面活性剤が練り込まれているものと塗布されている表面抵抗値が10の12乗以下の帯電防止グレード、そして3種類のグレードのうち最も良いグレードである導電性グレードがございます。こちらは静電気対策として材料の表面にカーボンや有機系の導電フィルムを印刷または練り込まれているタイプがございます。こちらのグレードは半永久的で表面抵抗値は10の4乗から10の8乗以下の幅でご案内させていただいております。


PETやPP、PMMA、ABSなど材料の特性をふまえて最適なトレーをご提案

いわきの高度な真空成型技術を支えているのが、専業メーカーだからこそ持ち得る豊富な材料群です。当社はA-PET(非結晶ポリエチレンテレフタレート材)やPP(ポリプロピレン)シートをはじめ、PS(ポリエチレン)シートを使用し、各規格トレイに対応した材料をご用意しています。また、PMMA(アクリル樹脂)、ABS樹脂、AES樹脂PVC(ポリ塩化ビニール)、ポリカーボネート樹脂をベースとしたアクアポリなどの品種をはじめ、お客様のご要望に応じて豊富な材料群の中から最適な素材を使ってプラスチック製専用オリジナルトレーご提案します。当社は約半世紀に及ぶ長い経験と日々の研究を通じて豊富な材料の一つ一つの材質や特性、特長を熟知しており、幅広いノウハウを持ち合わせています。これらをベースに専業メーカーならではのきめの細かい対応で、高精度・高性能のオリジナルトレーをご提案します。


豊富な材料群をベースに在庫管理の効率を高める色付きトレーなどもご好評

いわきの工業用トレーは、その精度はもとより、仕分けなどの際の作業効率の高さでもご好評頂いています。なかでも、色のついた着色トレーは、在庫管理や商品管理の効率を高めるアイテムとして幅広いお客様にご利用頂いています。例えば光学用では、球面平凸・凹レンズや球面両凸凹レンズの各種サイズ、ガラスレンズ、プラスチックレンズ、ポリカーボネートレンズの各種素材、光学レンズの表面処理に合わせ、当社がカラートレーを製作可能です。カラーは白色や透明をはじめ、黒、緑などからお選びいただけます。お客様からは「ひと目で在庫が把握できるようになり、管理がしやすくなった」などのお声を頂いています。また、工業用トレーをめぐっては、帯電防止などの静電気対策が不可欠です。その点、当社の材料は3種類のグレードをご用意し、用途やコストにあわせて、対策に万全を期しています。安価なグレードで静電気対策されていないノーマルグレードをはじめ、材料に界面活性剤が練り込まれているものと塗布されている表面抵抗値が10の12乗以下の帯電防止グレード、そして3種類のグレードのうち最も高いグレードである導電性グレードがあり、静電気対策として材料の表面にカーボンや有機系の導電フィルムを印刷または練り込まれているタイプがあります。こちらのグレードは半永久的で表面抵抗値は10の4乗から10の8乗以下となっています。また、当社は軟化や可塑、固化、加飾性といった樹脂の個々の特性をふまえつつ、冷却や加熱、熱への耐性などの実験も行い、信頼性かつ実用性の高いオリジナルトレーを成形します。あわせて材料段階からの徹底した品質管理を行い、それぞれの工程において異物の混入やトレー表面へのゴミの付着などを未然に防ぎます。


半世紀をかけて磨き上げた真空成型技術は射出成型と同等の精度を確保

いわきの真空成型技術は、射出成型と同等の精度を確保可能です。また、当社は金型から成形品に至るまで国内自社工場で一貫体制を構築していますので、多品種小ロットでも抜群のコストパフォーマンスを発揮します。試作程度のご要望にも割安で対応いたしますので、お気軽にお申し付けください。一方、何千・何万個単位の大量生産では量産すればするほど、さらなるコストダウンを実現します。当社の基幹技術である真空成型は、薄板状のプラスチックシートと金型の間を真空の状態に保ったうえで、成形する技術です。熱可塑性樹脂、つまり適度な温度に加熱すると軟化して可塑性をもち、冷却すると固化する樹脂のシートを加工する一つの方法で、加熱で軟化したシートを真空の圧力で変形させたまま冷却して成形品をつくります。圧空成形の場合は、金型の周囲を密閉して枠を被せて圧縮した空気を吹き入れて加圧成形する点が異なりますが、基本的には変わらない成型方法です。真空成型は金型にかかる圧が強くないため、複雑な構造や強度も不要です。短期間で型が製作できて、射出成形や押出成形などと比べてコストがかかりません。設計の自由度が高いため、試作をしてからのカスタマイズや調整も可能ですので、安心してご用命ください。また、真空成型の長所は、一度作った金型は長期にわたって使用できる点です。結果として、金型にかかるもろもろのメンテナンスコストや修繕コストが大幅に削減されるなど、さまざまな付加価値を生み出します。


金型実績も豊富ないわきに、木型、ブロー成型などについてもお尋ねください

いわきは、トレー成形品はもとより、金型製作についても豊富なノウハウと実績を有しています。もちろん木型も得意としていますので、あわせてご相談ください。また、ブロー成型についても研究を重ねています。ブローは、熱により柔らかくした樹脂、いわゆる熱可塑性樹脂をパイプ状に押し出し、樹脂が柔らかい状態でパリソン内に圧縮エアーを吹き込み、樹脂を金型に押し当て冷却・固化させ成形するもので、中空の製品を作るため中空成形とも言われています。いわきは真空成型をベースにさらなる技術習得をめざして日夜研究に励んでおり、お客様のあらゆるご要望を実現したいと考えています。大きなものや凹みがあるものまで、お問い合わせ頂ければ、担当スタッフが北海道から沖縄まで駆けつけます。あわせてお見積りや最短納期、製作スケジュールなどをご案内申し上げます


真空成型素材・材料についての情報

真空成型素材・材料についての様々な情報や関連リンク

真空成型プラスチックについて

基幹技術である真空成型を駆使し、お客様の様々なニーズを満たすプラスチックのオリジナルトレーを制作します。設計自由度の高い真空成型技術を活用することで、お客様のあらゆるご要望を満たします。真空成型プラスチックについてはこちら


真空成型FRPについて

いわきの真空成型トレーの材料・素材について。PET、PP、PS材をはじめ、PC材やABS材を主に使用。ハンドレイアップをはじめとして様々な製造方法を紹介。また、お客様のご要望で特殊材を使用した工業用真空成型トレーの制作についてもご紹介。真空成型FRPについてはこちら


真空成型PPについて

PP材(ポリプロピレン)を使用した工業用トレーです。PP材の特徴は、軽量、割れにくく、耐熱性・耐薬品性が高く、湿度水分の影響をほとんど受けず、ツヤがあるのが特徴です。また、絶縁性が高く、静電気の発生率が低いことから、電子製品の包装に適しています。真空成型PPについてはこちら


真空成型PSについて

PS材(ポリスチレン)を使用した工業用トレーです。工業用PSトレー特徴は、透明または白色、軽量、絶縁性・耐水・耐薬品性に優れているのが特徴です。さらに、工業用PSトレーはリサイクルが可能なので、環境に優しいプラスチック素材です。真空成型PSについてはこちら


真空成型PETについて

PET(ポリエチレンテレフタレート)材を使用した工業用トレーです。ペットボトルの原材料として知られるとおり、透明性や耐水性に優れ、60℃近くの熱に耐えうるといった特性があります。また、電気絶縁性が良く、リサイクルが可能な点も広く知られています。真空成型PETについてはこちら